2007年10月19日 新山神社祭典の巻
今年の秋祭りはとてもとても・・・・でした。
小学生と中学生が初矢を舞うとのことでしたので、四天から奉納しました。魔王、五矢、笹結、日本武尊、所望分、鬼門、空所、蛭児、道祖、産屋(順不同)を奉納した中、私の出番は四天、五矢、空所、蛭児、産屋の5番でした。本当は、叢雲を予定していたのでしたが、あいにくの空模様で、断念しました。私は、久方ぶりに五矢の尊と空所を舞ったのですが、色々と不思議な感覚をおぼえたのです。まず、五矢の尊なのですが、数年前に見よう見まねで舞っただけなので、かなりの不安を覚えつつ披露したのですが、手取り足取り教えられたかのように動作がでてきます。畳の隙間に足を取られたりはしたのですが、稽古不足だったため仕方ないかと納得したのですが、不思議と舞える??カンナギもすらすらと出てくる????次に空所ですが、これまた稽古不足で体力の配分を間違え後半ばててしまったのですが、手継ぎなどの順番の不安はまったく覚えませんでした。その要因は反省会の時会長によってあかされました。
その答えは、今回敢えて普段は自分に役回りがこないようなものを選択し、舞わせた。そして、舞えるハズだと確信していた。なぜなら、昨年に鬼門を習得し、既に把握していた道祖の基本所作に加え、応用である鬼門の基本所作を習得した。空所においては、道祖の変化であり、五矢の尊は鬼門習得の中程にある。すなわち、道祖の鍛錬で、空所の基本が固まり、五矢の尊は鬼門習得時でその大半を習得しているのだということでした。
なんと味な演出をしてくれるではありませんかっ正直いって自信に繋がりました。無論、先輩が舞った鬼門のデキを見て、より精進しなくてはっとも思いましたが、これで、ほんの少しこの先頑張ることが見えて来たように感じます。さしあたって、自分は、地舞を基本とし、鍛錬を怠らない。しばらくは、荒型系地舞を伸ばす鍛錬をする。率先して舞うべき神楽は、道祖、五矢の尊、鬼門だということ。上級舞は単体では存在せず。基本となる舞の応用の課程にあることを学びました。